詩人:冥
「ごめんなさい」貴方は世界にそう呟くけれど具体的な悪という理由がないそれは何の、解決にもならない「貴方は悪くないよ」いじめっ子に謝って、冷たい親に謝って、弾き出された世間に謝って、それは謝りではなく、誤りだ貴方は呼吸をしてもいい好きな言葉を使ったっていい貴方から溢れたものは、いつか涙や笑顔になる誰かの感情になれる筈の貴方は、無価値なんかじゃない