詩人:tyuuya
お前の眼をえぐってみせよう世界は銀河に比べ狭いはずが、私はその球を理解するにも到らないお前の眼もまた同じことで、世界には透明の膜が敷いてある。お前の眼はいわば、そこいらに飛んでいる蝿に過ぎず、世界のメやらはお前を一捻りで踏み潰してしまおう今日眼をえぐってみせよう。俺の苦痛はお前一人が担い、こうして真理の一滴はお前の喉へと流れていけるのだ。俺はそれを見、お前が死にゆく日。俺の眼は果たしてどこまで生きながえられようか。