詩人:Ray
あたしはまだ
土に埋まったままの種で
あなたはあたしの
唯一の糧である水で
あたしは毎日
朝も昼も夜も
水を与えてくれるのを
待ってるの。
あなたがいるから
あたしは芽を出して
葉をつけて
まだつぼみと呼べるかわからないけど
花を咲かせる一歩手前まで
成長できた。
だけど
時々もうそのつぼみが
枯れそうになって
死んでしまいそうで
だけどあなたは
待っていれば必ず
あたしを包んでくれるから
あたしはいつも
身を委ねてしまうの。
いっそ枯れたい
そう何度思ったことか
でもね
強がりや意地
全部捨てたときに
言うとするなら
あなたの力で
世界一
綺麗な花を咲かせたい。