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詩人:チェシャ猫
夕暮れ時が近づく黄昏の公園で
いつも君と二人ブランコこいでたよね
どっちが高くまでこげるかなんて
毎日飽きずに競ってた。。
僕たち以外誰もいなくなった公園で
シーソーの音は驚くほどに澄み渡り
次々変わる景色の中で
変わらない君の笑顔見つけた・・・
茜色の千切れ雲達は
一番星にせかされるように流れてく
君の眼に映る僕も
ほんのり茜色に染まってた
色褪せたブランコも
今はもう誰も乗らないシーソーも
あの日とおんなじ色の中で
あの日とおんなじ雲を見つめてる
そうして手を伸ばしても届かなくなった僕らの間にも
あの日の夕日は
おんなじように差し込んでいる・・・