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[11502] 茜色の千切れ雲と一番星と・・・

詩人:チェシャ猫

夕暮れ時が近づく黄昏の公園で
いつも君と二人ブランコこいでたよね
どっちが高くまでこげるかなんて
毎日飽きずに競ってた。。

僕たち以外誰もいなくなった公園で
シーソーの音は驚くほどに澄み渡り
次々変わる景色の中で
変わらない君の笑顔見つけた・・・

茜色の千切れ雲達は
一番星にせかされるように流れてく
君の眼に映る僕も
ほんのり茜色に染まってた

色褪せたブランコも
今はもう誰も乗らないシーソーも
あの日とおんなじ色の中で
あの日とおんなじ雲を見つめてる

そうして手を伸ばしても届かなくなった僕らの間にも
あの日の夕日は

おんなじように差し込んでいる・・・

2004/05/04 (Tue)
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