詩人:野良猫
一通のMailを受けて
雨の中
待ち合わせ場所へと急いだ
その足取りは重く
100%の不安が私を壊そうとする
けど
自分で決めた気持ちを捨てられない
一本の外灯が
妙にその場を明るくしていた
でも
怖くて
足が竦む
冷たい雨が
私を孤独へと誘う
霧雨の夜
静かに響く足音は
どこか
暖かかった
それは待っていた貴方の音で
妙な緊張感が走る
雨が少しだけ
静寂から救ってくれたような気がした
私の不安と裏腹に
貴方がくれた言葉は
優しくて
孤独の夜に終わりを告げた
霧雨の夜
2004/04/06 (Tue)