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[10428] 霧雨の夜

詩人:野良猫

一通のMailを受けて

雨の中

待ち合わせ場所へと急いだ

その足取りは重く
100%の不安が私を壊そうとする
けど
自分で決めた気持ちを捨てられない

一本の外灯が
妙にその場を明るくしていた

でも
怖くて
足が竦む

冷たい雨が
私を孤独へと誘う

霧雨の夜

静かに響く足音は
どこか
暖かかった

それは待っていた貴方の音で
妙な緊張感が走る

雨が少しだけ
静寂から救ってくれたような気がした

私の不安と裏腹に
貴方がくれた言葉は
優しくて

孤独の夜に終わりを告げた

霧雨の夜

2004/04/06 (Tue)
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