詩人:ナナエ
土曜の夜遠くの空で花火が上がるあたしは同じ空のもと爆発音だけ聞いていた日曜の夜まだ少し明るい夕方の空で花火が上がるあたしは同じ空のもと爆発音だけきいていた月曜の夜風も鳴らない静かな空であたしは音なし花火を眺めていた手元で輝く短い光落ちては消える儚い光だけどどんな花にもまけない愛おしさをもつそんな音なし花火を