|
詩人:山鳩
君はいま
十年後を想像できますか
もう二度と
こんな過ちを繰り返したくない・・
お元気でした?
随分遠回りして来たのですね
懐かしい君の微笑み
また逢えましたね
そんな夢の世界から目覚めた
この暖かな丘の上
その決心は
僕の弱いこころを上回っていた
君の決断があったからこそ
僕は今ここにいられる
十年後を約束することで
そのとき僕は救われていた
人のこころを長い間結びつけるものは
何なのか
言葉はこころを結びつけるのか
言葉を超えた
何か共通のシンパシィのようなものが
隔たったこころを繋げるのか
二十一の君を最後に見たこの丘の上
人のこころなんて移ろいやすいもの
君はいま倖せ中にいますか
あの愛からもう七年の
歳月が過ぎようとしている