詩人:在音
この世界は地獄のようで
周りの人達はみな傷つけあって 殺し合い
血と悪意で淀んでいると貴方は言う
そんなコト 僕だって解っているよ
僕も同じように感じているよ
でも だからって
僕と貴方が殺しあわなくてもいいはず
人間の存在そのものが悪だと
僕だって解っているよ
僕の言葉がきれいゴトだとも...
でも 貴方が信じていない
その きれいゴトを
望んではいけないのかな
そんなに難しいコトなのかな
僕を殴らなければいけないほど
じゃ 僕と同じように声を失ってごらんよ
顔が崩れた痛みで 転げまわってみるがいい
痛みを知らないから
そうやって 貴方こそ
退廃に酔っているようにしかみえないよ
もう いいよ
勝手に殺しあえばいい
後悔しながら 幕を閉じればいい