詩人:放射能]
俺のサイン会がある
ただ
席に座っているだけで
そんな気になる
つくづく大物なんだな
今日はサインペンを
買って帰ろう
練習もしなくちゃね
握手のために
握力も鍛えておこう
君に一番に
見せるからね
走って走って息切れて
詩人界の貴公子と
謡われた俺が
好きでたまらなかったかの芸能人と抱き合う死んでもいいぜ
これで本望
今日この時より先を
すべて中止に
してしまってもいい
優先順位は間違えない
俺を好きな変人より
俺の好きな人
自分勝手にできてるぜ
文句あるのかよ?
極端なだけで
羊頭狗肉なお前らと
変わらねぇよ
きれいに
見せようとする分
お前ら最悪だ