詩人:どるとる
神様の指で筆記された世界にはいつか「終わり」が書き足され神様は 人間は失敗作だと言っただけど 人間は時折神様の意表を突く土星の輪っかを くるくる回る運命の周りを くるくる回る神様はその様を ずっと眺めてる干渉は一切しないだけど時々 神様は涙を流したりする何かに笑ったりもする神様は言うよ今なら人間を 愛すこともできるだろうと神様は言うよ今はあの日じゃ知らない人間の心を知ったからと。