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詩人:高級スプーン
当たり障りのない
感情ばかりが
横行する
僕の平和な世の中
結局
今日もまた
満足する事なく
眠れない夜を歩いている
もし僕が
本当は
救ってほしいって
泣きじゃくったら
たった一つを思って
好きだと言えるのか
水に
眠れない夜を歩いて
本当は救ってほしいって
泣いてみたら
少し心が洗われた
あれこれ考えて
もしも
君の心が動いたなら
その時点で
少し心が
がっがっがっがっがっ
書いたシーンを消し
消しては書いての
繰り返し
僕の質問
心
君に伝えたい
たった一つの
在り来たりな気持ち
君の胸に何か
残してくれるのか
物足りない部分は
自らの想像で
生唾を飲みながら
自らの想像で
生唾をゴクリと
水に入りたい
水に入りたい
水に入りたい
入りたい水に
書いた
水に入りたいを消し
消しては書いての
繰り返し
水に入りたい僕には
出口が見えてこない
届かない声
波紋も立てず
密かに
密かに
息をしているのは誰
結局
今日もまた
満足する事なく
眠れない夜を歩いている
救いを求めて
眠い眠い眠い
何度も伝えたい
水に入りたい
眠れない夜に
水に入りたい
水に
見ずに
何も見ずに水に
たった一つの
在り来たりな気持ち
何を
残してくれるのか
水は滴り
僕は隔たり
当たり障りのない
感情ばかり残して
在り来たりに終わり
りっりっりっりっりっ
水に入り
終わりたい