詩人:どるとる
なんにもない夜の中に あるいは朝の中に 小さな星の光が またたいている変わり映えのない営みのどこかに あなたの視界の端っこにそれは あるのです誰かが戯れに描いた落書きの中にそっとやさしいタッチで描かれた半分のりんごと ちっちゃなイモムシなんでもない夜にパセリを添えている香り立つ幸せが ほら鼻をくすぐる。