詩人:どるとる
万華鏡のようにきらきら光って
僕の目を眩ます あなたはまるで
地上に舞い降りた天使
レモンの香り 甘酸っぱい季節が
僕の心を 染め上げている 好きと言いたいのに でも言えない
どうしたらいいのか うまく歩けない
うまく言葉に出来ない
あなたの面影ばかり追いかけていたよ
日暮れ間近の通学路 あなたの後ろ姿を見ていた
誰かのことを 好きになることは
簡単なのに どうして 生まれた気持ちを伝えようと思うと
伝えられない 届けられない
万華鏡のように 見るものを惑わして
たったひとつの世界にいくつもの
気持ちを降らすんだ
のぞき込めばあなただけしか見えない
万華鏡のようにきらきら光って。