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詩人:チューリップの花束
A
悠久の時を長く生きられるとしたら
自分に都合のいい記憶が濃縮されて
きっといいことしか憶えてないと思う
子供みたいに遊んだ記憶、やんちゃな君と
B
でもあと何日かで人生が終わるとしたら
甚だ無念だろう、悔しいだろう
君にちゃんとした形で逢えなかった
僕がちゃんとしてなかった、屁たれだったから
S
ずっと長く君とともに生きていけたらいいね
何もかもどうでもよくなってしまうくらい
悠久の長きを君とともに生きていけたら
精神が宇宙を越えて神に届くくらい
悠久の長きを君とともに生きていけたら
何もかも溶け出してわからなくなるくらい...