詩人:じぇん
俺は何も残せなかったと呟いて死ぬんだ
恋にすがって
ただ抱き合って
何も残らないことを知ってたくせに
一つの思いがたくさんの犠牲を招く
そうやって
何もない所から
闇雲に探してた
時々思うよ
俺に出会って さよならした人たちの事
俺は今青空を眺めてる
あんたらもいま その下にいる
だから俺は
俺は
無くなってく自分を見ても
寂しくはないから
きっとそれぞれの意味は
一つの点で
それぞれを結んで
一つの線で
ここに繋がってゆくのだろう
振り返らずに
もう
振り返らずに
2006/06/17 (Sat)