詩人:望月 ゆき
高架線の向こうにはなにか どこか ちがう世界があるなにも どこも ちがわない世界があるけれど そこには たどりつけないだから そこには べつに たどりつきたくもないやるせないironyたとえば それは時に 気休めだったり時に ぬくもりだったり するおかげで 僕の思考回路は 乱されっぱなしさけだるさに 堕ちてゆく僕の気も知らないで高架線の向こうから加速度でやってきたまた 五月病