詩人:甘味亭 真朱麻呂
遠い昔
子供の頃の話
意地悪なおじさんから人は死んでしまうものだと教えられたとき
なんだか信じられなくて
きょとんとしながらママにきいたのを覚えてる
ママは真剣な顔をしながら
僕の目を見て
本当だよって少し躊躇いがちに僕にいうんだ
永遠に続くと思ってた
それなのになんだか裏切られたような気分がして
ちょっと悲しくなって
その夜泣きまくったのを覚えてる
永遠なんて
ない世の中だから
どうにもいかないんだ
こればかりはママの力でも無理だろう
そうして大人になった僕は切なさとほろ苦さを胸に宿して
終わりへと歩いていく
毎年誕生日が巡ってくると
あの頃が思い出されて少し瞳が潤むんだ。