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詩人:どるとる
人生に近道なんかない
そんなこと言われなくてもわかってるさ
道から道へとつづく道
どこまで行けどもたどり着くのは前も後ろもつづく道
道から道へと走る日々
この道はされど未知へとつづいている
いつでも
いつでも
昇る太陽
沈む太陽
一日の中見渡せば
未知なことばかりだったな
そしてまた僕は道をたどりまだ見たことのない未知へと駆け出して行くのさ
何もかも新しい
この道とは違う未知なる道へとつづく道々を地道に歩きながら時々予想外の雨に濡れながらも
いつでも思うことはこの先にはきっと今日にはなかった未知が待っていて
僕はその未知なる場所できっとまたその先へつづく道を探り当てるだろう
予想はかぎりなく予想でしかないから
どんなに予想をしててもそうなるとはかぎらない
それが未知へとつづく道の筋道というか掟なのさ
この道は未知へとつづく道
呆れるほどに言うよ
この道はさらなる未知へとつづいてるよ
ほらまた新しい
昨日とはちがう
朝陽が昇れば
また新しい時間が動き出して僕はきっと未知という未知に遭遇するだろう
不思議なことは何ひとつないのさ
だってそれが未知というものなのだから
ただ新しい気持ちで日々 君を驚かせる未知に素直に驚けばいい
悲しければ涙を
嬉しければ笑顔を
そんな生き方で
そんな行き方で
未知なる道はいいのだと思う
それがその道の歩き方だから
道よ、僕をまた新しい未知へ導きいざなってください
ありふれた不思議で構わないから
僕が望むのは当たり前な今日だよ
当たり前に時間が流れ当たり前に一日が終わるような
そんな、当たり前すぎるほど当たり前な今日でいい
それ以上でもそれ以下でもない今日がいいんだ
多くを望めば総てを失う
ならば僕は当たり前な日々を望む
望まなくても其方からおとずれる
幸せと悲しみと喜びとあふれた未知の世界。