詩人:どるとる
遠ざかる今日を見ていた
夕陽の赤い色が まだ瞳の奥に焼き付いてる
何もない 僕の日々
歌を歌おう 慰めの歌を
奇跡の後ろ姿 波のように 寄せては返すリズムで
僕の心を遠く遠く遠く引き寄せるものよ
もう行かないで そばでその愛を伝えていておくれ
何もない 部屋の隅
積み上げた言い訳も 光になる
埃舞い上がる ストロボ焚いて 焼き付ける奇跡の後ろ姿
もう 行かないで そばでそのわがままをきかせておくれ
遠ざかる今日を見ていた
つながる出っ張りと穴
世界が 七色に見えた
世界が 七色に見えた。