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[184463] 東京の空

詩人:どるとる

命の足許に 生まれた影が そっと陽射しの中
手のひらをひらいて 日だまりの一欠片をぎゅっとつかんだ

笑ったり 泣いたりするありふれた日々の中に
咲いている 幸せに微笑んだまま 君は生きてる

どこか満ち足りているようで どうしようもなく降る雨に
濡れた君のその心を慰めるのは なんですか

流れる人混みの中 小さく生きてる僕ら
日々の隙間に 生まれる影を ただ悲しみと呼んでしまえば
僕らは 笑うことさえ容易には出来ない

だから、声を押し殺して 囁くように
己の存在を謳いながら 不安と期待でくすんだ東京の空見上げてる。

2014/03/28 (Fri)
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