詩人:どるとる
自分の子供を 虐待する親の目には
何が映っているのか
何が見えているのか
僕にはわからない
可愛さの中に愛しさは確かにあって
でもそれが時にボタンの掛け違いで
歯車が狂ったようになるんだね
目映いばかりの光は人の心にも影を落とすんだ
あなたの大切なものは一体あなたの中にどれだけありますか
愛の隣に 憎しみは影のようにあり
憎しみの隣に 輝きながら愛はある
あなたがを愛せば愛すほどに
大きな愛は 大きな憎しみを抱くよ
だからあなたを僕は憎まずには愛せない
同じように僕はあなたを愛さずには憎めない
それらはいつも背中合わせだから。