詩人:どるとる
悲しい映画を観たずっと昔観た余命を告知された主人公の死ぬまでの人生を描いた映画泣いたり笑ったり どこかに出かけたりただ当たり前に暮らす毎日を映してた食べかけの林檎はまだその甘さを残してあなたの舌の上 噛み砕けば広がる蜜の味ほらね 最期の日迎えたあなたの顔にはとびきりの笑顔が咲いてた 果てしない悲しみの中に 紛れもない幸せが見えたよ。