詩人:Ray
シャンシャンと
耳元で音が響く。
『あなたが好きだよ』って
心の底から
“間違いじゃない”って
あなたの隣で
そうおもうあたしは
なんて
勝手なんだろうって
なんでこの心は
こんなにずるくて
いいかげんなんだろうって
なんで
こんなに
好きなんだろうって
なにが違うんだろうって
あたしは
いったいなにがしたいんだろうって
ずっと 考えてたよ。
だれをおもっても
あなたには
かなわなくて
どうして
こんなに
切ないんだろうって
どうせなら もう
全部消えてなくなってほしくて
全部消えたら
また0からやり直せるんじゃないかって
かなしいだけじゃ
やりきれなくて
寂しいだけじゃ
こわれそうになるばっかりで
こんな気持ちは
いつ失くなるんだろう。
なんのために
いまのこの気持ちがあるのかわからないまま
あたしは
今日もあなたをおもって
眠りにつくの。