詩人:小さな貝がら
貴方は遠すぎて
思っても思っても
届かなくて
触れなくても
それも一つの
愛だったと信じていた
貴方が心にいてくれた
毎日は空気みたいに
必要だった
貴方がいないと
私はただ苦しくて
息をするのさえ
深い息になる
会いたいって
本当は貴方に
泣いて甘えたかった
貴方に一番
愛されたかった
貴方がただ一番
必要だった
離れて行かないで
私を一人にしないで
私だけにほほんで
私だけを見つめて
私は貴方を
求めてるんだね
今更気づいても
遅かった
だけど繋ぎたい
貴方と繋ぎたい
約束した言葉を
今でも信じたい
私を
許して下さいますか?
私を
包んで下さいますか?
この手を繋ぐって
誓えますか?
いつの日にか私と
繋ぐって
誓えますか?
By 音無詞 詩
☆2010年5月作☆