詩人:どるとる
自分の悪を 他人の心に映してる
他人の悪が 自分の心に映るように
自分の善を 他人の心は映してる
他人の善が 自分の心に映るように
他人様の良さは 美しく映るのに
どうして悪は醜く歪んで見えるのか
人は人の姿を映す鏡なのさ
良さだけじゃなく
悪いところも映るよ
時折その鏡が 曇って見えるのは
信じたくない誰かの悪が映っているから
だけどそれを嘘だと言ってしまえば
他人の心に映る僕の姿さえ嘘になる
自分の悪と 他人の悪を見比べれば
ほらね寸分の違いもないことがわかる
自分の悪や善も他人の悪や善も
同じように そこにあるんだから
鏡に映った 僕の姿は君の心にどう映っているのだろう
人は人の姿の向こうにある心を
見つめながらその人の悪や善を
知らず知らず鏡に映してるんだね
人の悪を見た時に目を反らしたくなるのは
そこに自分の悪さえも見てしまうからだ
あふれる人混みの中に紛れれば
自分が何者かわからなくなることがある
ほらそんなときは心に映る大好きな人を真っ先に 思い出すんだ
人は人の姿を映す鏡なのさ
良さだけじゃなく
悪いところも映るよ
時折その鏡が 曇って見えるのは
信じたくない誰かの悪が映っているから
人は人の姿の向こうにある心を
見つめながらその人の悪や善を
知らず知らず鏡に映してるんだね
人の悪を見た時に目を反らしたくなるのは
そこに自分の悪さえも見てしまうからだ
他人の弱さを非難するなら
自分の弱さも非難しなさい
おまえが指を差して非難しているのは
他人でもありおまえ自身でもあるから。