詩人:法の番人
静かに降り出した雨のリズムが
僕の心の鼓動に重なる
地上何百メートルあるのだろう
この木は常に上へと伸びてきた
どこまでいっても満足しない人間のように
それは言い換えれば向上心であって
悪い事ではないとするならば
いつまでも持ち続けたい
窓にうつる景色は あの日君と見たものとは違う
もう一度あの場所で 君と食事をしたいね
こっちに来たときは いつでも連絡して
いつでもどこへでも 会いに行くから
君に会えるなら どんな事でも我慢できる
そんな力を与えてくれた君にありがとう
鳥のように2つの翼があれば
すぐに君のところに行けるのに
わかっている 電話で聞く君の声は
一瞬で僕を癒してくれる
なのになぜか 声と声をつなぐ事ができる電話でさえ
使うことに躊躇してしまう
何をすればいいの
やっぱり遠い距離では 二人の心はつながらないの