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詩人:あいく
数週前から金曜の晩にレジに立ってるコンビニのお姉ちゃんが気になっておりました
しばらくそう言う感慨も無かったので、それが恋いであるのか判別出来ずにいました
あまりウダウダ考えるのも好みでは無いので思い切ってデートにでも誘ったれ
と思い発泡酒を2本を買うのを口実にレジに向かいました
レジにはその彼女ともう一人バイト君がいて少し躊躇われましたが意を決し
「○○さん?でいいんですか?」
前から名札は見ていましたが彼女の名前は読み方の迷う漢字で当てづっぽで聞いてみたら
少し吃驚した様子の彼女
「あ?!いえ○○です?」
て訂正いれられて
シクッター!と思いましたが気を取り直し
「あ!○○さんですか
あのー。よかったら今度デートしません?」
私はほんまにアホや、と思ったのは後の事
冷静に考えても考えんでも、こんな切り出しかたないね?
まあコンビニの姉ちゃんにモーションかけるのも初めての状況だったので浮き足立ってたのです
少し困惑した彼女は
「え?あの、いえ。そんな」
雰囲気的に否定的なご様子、ヤバイと思った私は
「あ、今つき合ってる人とかいてます?
ひょっとして結婚してはるとか?」
「いえ、そういう人はいないんですけど。。えと
そんな初対面の人と。。」
彼女の言い分は至極当然ではありますが、引けぬ私は
「まあ今知り合ったというか。私は一寸前から知ってて」
おのれはストーカーかー!!と思ったのも後の事
んで、こともあろうかバイト君に話を振りました
「あかんかな?どう思う君」
困ったバイト君
「え、いやちょっと。。。」
ま、そんなもんやろ
「あかんかなー?」
もう一度彼女に問うてみると
「あの、今は自由に一人でいたいから。。」
微妙な理由なのだが。。
その後は、まーなし崩し何度かほど押して見ましたが、いい返事もなく。当然と言えば当然。
「この酒は保険やってん」
と強よがって諦めて会計をすませ発泡酒を手にコンビニを後にするしかありません
まあ彼女の理由は兎も角。なんちゅうー不器用な告り方や!!と言うのは言い訳で実際私に彼女を引きつけるチャームが無かったっちゅー事で。どちらの解釈も私の身勝手で。。
家に帰った私は買った酒で心の澱を洗い流しました
三十路前!それでいいのかっ?!