詩人:タンバリン
「空って海より狭いと思うの。
ワインをひとくち飲めば分かる事だわ。」
目線を合わせて
犬と仲良しの頃。
サワークリームほっぺたに付けて、彼女はかしこそう。
「カーペットは散らかってるのに、みんな靴をそろえるのに夢中。
それに気付いてるの私だけ、トーストが上手なあなたにだけ教えるの。」
サワークリームほっぺたに付けて、彼女は無垢。
あの犬が部屋の隅っこ。
人はみんな舌を出してる。
僕がカナヘビにさよならと泣いた。
誰かすぐそれ、踏んづけた。
「ポテト取ってよ、サワークリームの中だわ、きっと。」