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詩人:チェシャ猫
君と僕とあいつと
いつだっていつも一緒で
これからもずっとそうだって思ってた
いつしか僕ら大人になり
三人のうちの一人は女の子だってことにも
気づき始めてた
日が暮れるまで走り回ったあの道には
まだ僕らの落書きが残ってて・・・
ずっとこのままで・・・
なんて思ってたのは僕だけなのかな
君への思い
あいつも無理して忘れようとしてたのかな
もしも今どっかの誰かの気まぐれで
僕らあの日に戻れたとしても
何も知らずに大人になって
また僕は君の手を離してしまうのだろう
悲しくないよ
なんて言葉は嘘になるけど
ホントは少しだけうれしいんだ
君とあいつが幸せなら
それでもいいか
なんて柄にもなく考えた
夏が来たらまた
三人川の字になって目を閉じて
君と僕とあいつと月の椅子に腰掛けて
八月の花火見下ろそう。。