詩人:やまびこ
あったかい君だね ・・
でも、恋人は 海と空なの
君に触れた人は、 いつも泣いてしまう 淡い夢が悲しくて、
なぜなら、 母が娘に帰って 叫ぶほどの、涙を思わせる 甘い声 だから
ぼくにくれる歌 今夜も 雨・しとしと
寒かった冬峠 を越せた今
安心の笑みを 浮かべる シュンシュン鳴るストーブの、お茶の湯気と一緒に、ホット・静か・・
本気の遊びを どこで 誤魔化す?
うれしい愛だけど、ぼくは君を 愛せない
君の 愛する人は ぼくとは別に 居る はずで、
ぼくが 愛する人は 君とは違う人に ならなけりゃ
関係が混乱して、ミックスで、ややこしく
愛なのに 形式の わくぐみ
ぬくもりのない ハートが、とりとめなく揺れる
テレビ映画と同じ、携帯ネット言葉の詩世界 で 遊ぶつもりが、
葉っぱの濡れた薫りに うれしく、 てのひらに手紙を書きつづった、本気の手相占いを信じ始めた ような うら若い・青年ごころ
昔からの 愛が 赤く 燃えて、
カレンダーの すみっこに こげ 落ちる