詩人:浮浪霊
お前服を脱がせるのが下手だなあ。ほら、御開帳。
文ちゃんは脱がなくていいの 男の裸なんて見たくないし (!!?)
どうかな?
(ソファに預けられた南の肢体は小さくて細っこくて酷く綺麗だった。僕は彼の肌がしなやかで白いことを上手く言葉に出来ず、柄にも無くどもって喉を鳴らした)
俺、女の子には好評だからちょっと自信あるんだけど、ほら、男の子に見せるのは初めてだから 文ちゃんの気に入るといいんだけど
(彼は僕を手をとって引き寄せて、細腕を伸ばして手馴れた様子で僕の顔面というか頭部をゎわゎわ、口とか手とか使って愛撫しだした。僕は大いに圧倒された)
男の子は勝手が分からないから悪いけどもう女の子と同じように扱うよ
(悪びれもせずにそう囁く彼の肌はやや上気し、声も上擦っていた。南はいつもニコニコしてて今もそれは変わらないのだけれど、なんだかいたずらっぽい、明るい色気に染まっていた。為すがままは嫌なので、負けじと南のうなじに唇を寄せる。あは、と彼の口から笑いが零れ、南はくすくす笑いながらその手入れの徹底した脚を僕の腰に回し引き寄せた)
初々しいなあ。文ちゃんは可愛いね
好きだよ、文ちゃん
ごめんね
ごめんね、文ちゃん……
BGM :
柏大輔 - Coto