詩人:キララ
私が家を出てから4年が経とうとしています。最初は解放された気持ちと希望でイッパイだったのをよく覚えてる。一人で自分の力で生きていくんだって必死だった。たまに聞くその優しい声がたまらなくやわらかくて疲れた身体を癒してくれた。大きいな、やっぱお母さんなんだ。私を産んだその小さな細い身体がどんなに苦労してどれだけ涙を流したのか、幼い私には恐怖でしかなかった。それでも今幸せなんだね。お母さんの男前で強い掌。私も少し似てるんだよ。強がりなとこも