詩人:快感じゃがー
渇きを癒す光も亡く、
真実も失く、保証も無く。
この絆すら
虚言と、知り
下等通念の行き場は、
もう、何処にもありません。
価値を持たない
あたしを
一体、誰が拾ってくれるでしょう
怯えと云う
虚しさから
解放されても、
皆無のような救い
イマ、
あたしも
この隙間風に
気づいたばかりで...
「君は、ちゃっかり、しているね」
空っぽマンホール・向かい風
声をあげて
叫ぶあたしが、
只管に君の支配下。
操作される劣等感
ねえ
愛が生まれたことまで、
「否定したくないの」
確かな日を
間違いと認めたら、
あたしは一生、
君の支配下。
赦されない、
この
世界の果てで
シーツの波間で
空を泳ぐ夢
ばかり
大好きだった、
潮騒の貝殻抱いて
未だ、藻掻いているのです。
ああ
酸素を頂戴
「呼吸の仕方が、わからないの」