詩人:猫の影
足取りが重いのは疲れているだけじゃないはずで
発光ダイオード
目に染みるのは 特に意味がないみたい
目線を落として歩くのは、特段首が重いってわけじゃ
発光ダイオード
ところどころ切れているのにも
多分意味なんてない
滲んだ光のように なあ
描いたはずの夢のカケラ
今まだポケットに入ってんだ
どうしたらいい なあ
どうしたらいい
ため息が多いのは苛つくことが増えただけってわけでもなく、
発光ダイオード
この光はどれくらい息が続くのだろうって、
また意味のないことを
滲んだ明日を なあ
描いて捨てた夢のカケラ
まだ集めて重ねようぜ
たまにはいいじゃないか
たまにはさ
いいじゃあないか。
発光ダイオード
今日も小さく輝くんだ