詩人:山崎 登重雄
いつかどこかで立ちすくんでしまったらそんなときは僕を思い出してここにおいでひまわり柄の封筒の中君の好きな猫のマスコット付けてブロンズ色の小さな鍵作ってあるんだ夢にまで見ている君の手紙が届くならばすぐに君の手の中で猫が笑うよいつでもいいその鍵だけを手にここにおいで僕のおもちゃ箱にクレヨンがあるんだふたりだけの花を描こうよ持ってる色だけで十分さ壁中に枯れない花を描こうよ