詩人:どるとる
ねえ聞こえますか僕の声がねえ見えていますか僕の顔があなたの耳に聞こえる音やあなたの瞳に映る景色は僕が見ているもの聴いているものとは見事なまでにすれ違う聞き耳でとらえた音より目を開いたままなんとなく見てるものよりずっと大切なものはきっとその向こうにあるんだ見えないものを見つめたとき聴こえないものを聴いたとき人はそこに光り輝くものを見つける何かが飛び立つ羽ばたきひとつ聞いたら僕は歌い出すだろう透き通った鳥のうた。