詩人:高級スプーン
TV光ってた
リモコン握ってた
目に見えるものは全て
消去すれば良い
その前にあれこれ
悩む必要あるの
チャンネルを替えるだけ
パチパチパチパチ
チャンネルを替えるだけ
考えるの怖くなったら
悩む必要ないの
隣から聞こえる奇怪音は
機械的で一方的に
接続を強要してくるし
背中のゾクゾク
続々と集まる
頭の冴える瞬間の
自分は情けなく
頭を冷やせば申し訳ない
謝れば済む問題じゃない
そう言った
目が逝ったオッサンを
殴りたかった
でもやっぱりダメだった
その気がなくても
その気にならなきゃ
チャンネルを替える
いつかその日に
落ち着くまで
悩む必要あるの
悩む必要ないの
どっちなの
痛俗小説
読んでる小生
小学生並に
真剣に馬鹿やって
殴られたら
さぞ痛いんだろうな
ぬるま湯に浸かっても
風邪引かない性分で
勝負なんて出来ねぇ
菖蒲湯にも入れ