詩人:どるとる
見えない暗闇を照らすのはなんだ
今よりずっと先なのに道は一本道で
ずっと続いている
地球は丸いから何処までも平行線さ
人はいつも目に見えない何かと向き合って生きているんだ
人はいつも聴こえない何かを聞き取って生きているんだ
それはまるで未来を照らし出すサテライト
悲しみも喜びも見え隠れする痛みも
すべての闇を照らし出す眩いレーザー光線
叶わない夢などないと本当は歌いたかったんだろう
歩き続けて何処まで行くというの
いくつものそれからを繰り返して
扉の先にはまた
扉が続いている 何処までも同じ景色
人はいつも ありもしない不安にさいなまれ生きているんだ
人はいつも 形のない何かを抱きしめて生きているんだ
それはまるで未来を映し出す サテライト
切なさも消えることのない傷跡にも
いつかさよなら出来るのかな ねえサテライト
出来ないことなんて何もないと強がっていたかったのに
未来は希望であふれてるんだって笑っていたかったんだ
気づけばまた深い夜が視界を包み込んで
何も見えないはずの世界に 悲しみは
依然として存在する
それはまるで未来を照らし出すサテライト
悲しみも喜びも見え隠れする痛みも
すべての闇を照らし出す眩いレーザー光線
叶わない夢などないと本当は歌いたかったんだろう
未来はいつでもきれいなはずのものだって信じてもわるくはないだろう
たとえば未来が暗いなら僕らが光になって暗い未来を照らせばいい。