詩人:どるとる
深く目を閉じて 暗闇の中に光を灯す目の見えない人の光に代わるのは耳の聴こえない人の音に代わるのはきっとささやかな景色の中にある僕らには見えも聴こえもしないものだよあなたが闇に迷うときは 僕がその手をとって光へと導くからあなたが涙に暮れるときには 僕があなたの笑顔になるからどうか、生きることを嫌いにならないでいつか長い夜は明けてあなたの胸元へあたたかな光が差すから。