詩人:どるとる
なにもないこんな夜には たださびしさだけが募ります
どこまでも続いてる果てしない夜空の向こうに光る星たちがざわめく夜には
言い知れぬ切なさに心は世界からどこまでも 遠ざかってく
僕の頑張り 君の頑張り 比べてしまえば
なんてちっぽけ何だろう僕は
ため息で一日が始まり
ため息で一日が終わる
そんなに頑張らなくてもいいよ
肩の力を抜いてたまには休みなさい
そんなやさしい言葉をひたすら探してた
見上げた夜空の彼方に浮かんだ月は
そんな僕の弱ささえ照らしている
ちょっと寄り道をしようかな
もう少し泣きたい気分だ
ああ ねえ僕は星たちから見たら
輝いているのかな
なんてことを思った 僕の夜に住まう心よ 僕から離れないでね
独りにはしないでね
流す涙があまりに貧相で どこか滑稽に見えるから。