詩人:どるとる
一歳にも満たない幼児を虐待して
あげくの果てに殺めた親の記事が
新聞を賑わせているような世の中に
僕らは生きているんだね
胸くそわるい事ばかりさ
冷めきった顔で 道に立てば
赤信号 そのまま飛び出せば楽になれる気がして
でもやっぱりやめる
愛なんてものが見えるなら それはどこにあるというんだろう
見えないままの愛なんて幻と同じさ そうあざ笑っていた
あなたがおしえてくれた人のぬくもり
誰かを愛すること そして誰かに愛されること
それが愛ならば きっと間違いじゃない
愛を知らずに生きてきた僕こそが幻だとわかったんだ。