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[184827] 孤独の影

詩人:どるとる


空があかね色に染まる頃には
僕はいつもの帰り道を歩いているだろう

「どうしていつも生きているんだろう」
そんな悲しい問いかけを背負って生きる

他人は誰も自分のことで忙しい
人の傷跡など見向きもしない 冷酷な街並みは今日も 僕らを巧みに見放す

孤独の影が伸びていく 僕の足元に
容易く死にたくなる
でもそういう人ほど寂しがりやなんだね

ほんとは孤独なんて嫌で嫌で だけど居場所がないだけでさ
今日も寂しさに身をふるわせながら

たった一人 強く生きてる人がいる

誰も同じだなんてつまらない言葉で
解決したつもりでいるのは誰ですか

「一体何のための人生なんだろう」
それがわからなくなったのはいつからだ

他人はただ自分が良ければそれでいい
思うほど人は優しくはなく 時に憎しみを抱くほど冷淡で 心の有無に疑いを抱く

孤独の影を振り払うのは人の温もりだ
あなたが好きだとただそれだけでいい

いつも誰かの優しさを探してる
いつも何か足りない日々を生きてる
あらゆることに耐えて

今日もただ一人
それでも生きてる君がいる

きっと孤独に望んでなる人なんかいない
少しだけ人より 出来がわるいだけさ
それより ねえ日がもうじき沈んでいく

孤独の影が伸びていく 僕の足元に
容易く死にたくなる
でもそういう人ほど寂しがりやなんだね

ほんとは孤独なんて嫌で嫌で だけど居場所がないだけでさ
今日も寂しさに身をふるわせながら

たった一人 強く生きてる人がいる

懸命に生きている今がある。

2014/04/29 (Tue)
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