詩人:どるとる
なぜだろう夕暮れになると 寂しくなるのは
なぜだろう夕暮れに近づくと 切なくなるのは
帰りたい場所があること
それは帰るべき場所があるということ
会いたい人がいること
それは待っていてくれる人がいるということ
ただいまを言えば おかえりなさいという言葉が返ってくる
それはまるで波が打ち寄せては引いてゆくように
無理矢理じゃない 自然な流れで 当たり前に口に出している
そして今日も多分明日も僕は 大切なあなたにただいまと言うだろう
なぜだろう 夕暮れは1日の中で最も短くて儚くて
あんなにきれいなのに すぐに夜の闇にのまれてしまう
喧嘩できる人がいること
それは一人じゃないということ
文句や愚痴を黙って聞いてくれる人がいるということ
それは愛されているということ
おかえりなさいなんて当たり前な言葉で なんでこんなに
幸せな気持ちになれてしまうんだろう
きっとただいまという言葉とおかえりなさいって言葉は
1日の始まりと終わりを繋げる大事な言葉なんだろう
だから今日も僕は扉を開けたその先に
待っている満面の笑顔たたえた人に
最高のただいまを届けるんだ
さあ帰ろう いつもの道を辿り いつもの調子で
ただいまを言えば おかえりなさいという言葉が返ってくる
それはまるで波が打ち寄せては引いてゆくように
無理矢理じゃない 自然な流れで 当たり前に口に出している
そして今日も多分明日も僕は 大切なあなたにただいまと言うだろう。