詩人:甘味亭 真朱麻呂
ベランダのアームチェアーに座り
夜空の遠く浮かんでる月を眺めていた
今夜はキレイな満月だ
星もたくさん見えるよ
君のいない寂しい夜なら
慰めてくれる
やさしいバラードを聴くさ
君と過ごす楽しい夜ならば
ロマンチックな
キラキラしたジャズを流すさ
今 私の耳に聞こえてくるのは
バラードでもジャズでもなく
淋しい別れの哀歌
そっと 目を瞑る
もう会えない楽しかった日々たち
あなたの最期の笑顔
ちぎれた雲に
隠れてしまった
やわい光を注ぐ
まんまるキレイなお月様
一人の寂しさに雫が一つ 朧月夜。