詩人:どるとる
このまま何処まで歩き続けるんだろう
僕は何のために生きているのだろう
自分がなぜここにいるのかもわからない
ねえ神様 いるのなら答えをください
空はあかね色に染まって 文句なくきれいだ
何かを遂行するために今を生きているのなら僕には何の意味もないね
燃えるような空を ただひとり眺めていた
世界はこんなに きれいなのに まだ
殺戮は繰り返されて心ない誰かの身勝手さに人が殺されてる
たとえば希望や救いなんてものがもし
この世界にあるっていうのならいますぐ見せてほしいもんだね
それを本当に必要としてる人のところまで届けてほしいもんだね
欠伸しながら 寝転がっている僕と
幼いながら戦争に駆り出されてる人の
違いって何処にあるのだろう
戦争を知らない僕たちはただ殺し合いと非難する
空は きれいな世界しか映さない 映せない
今日も小さな命が静かに終わった
「平和」なんて世界中見渡せば
見えている範囲だけのごく一部で
流れなくてもいい血が流れてる
命っていちばん大切な筈なのに
たとえばそんな暗い現実を ただ悲しいねと嘆いてしまえば
僕たちはたちまち傍観者に成り下がってしまうから
余計なことは何も言わず ただ、一心に今を精一杯生きよう
何が起きるかわからない 一寸先は闇さ
平和の中にも恐怖はあって
平穏を乱す悪意があって
だからそこに生きる人たちが考えなきゃね 脳みそでなく心で
燃えるような空を ただひとり眺めていた
世界はこんなに きれいなのに まだ
殺戮は繰り返されて心ない誰かの身勝手さに人が殺されてる
たとえば希望や救いなんてものがもし
この世界にあるっていうのならいますぐ見せてほしいもんだね
それを本当に必要としてる人のところまで届けてほしいもんだね
それぞれの明日へ。