詩人:どるとる
いじめをする人がいる
いじめをただ見てる人がいる
いじめられる人がいる
どっかの学校のアンケートで書かれていたんだ
「いじめがあったことはわかっていたけど自分もやられる気がして何も言えなかった」
けしてその子がとった選択は間違いじゃなかった
だけど見て見ぬふりしてたとき
笑ってなかったかい?
誰も誰かの影で隠れん坊してる弱虫さ
誰も少しも悪いなんてことはないさ
悪意は無関心の中にも生まれるんだ
誰も味方をしてくれなくて
親や先生さえ 耳をかしてくれなかった
そんな現実がほんとにあるんだな
学校はなるべく問題が外に 流れぬよう
「いじめはなかった」ことにしたがるけど
その子の思いや痛みを無視してまで身を守るのが教育ですか?
学校に悪意はない
だけどいじめの影で あなた達が知らない涙が流れたことを知らないだろう?
誰も自分のことがいちばん可愛くって
他人より自分のほうが大切に決まってる
だけど誰かを庇える強さはそれより大切だ
だから今 いじめを見てる人には
勇気を出してその間違った行いに終止符を打ってほしい
悪いことは悪い
良いことは良い
あなたの告白が誰かを救うんだ
誰も誰かの影で隠れん坊してる弱虫さ
誰も少しも悪いなんてことはないさ
悪意は無関心の中にも生まれるんだ
誰も自分のことがいちばん可愛くって
他人より自分のほうが大切に決まってる
だけど誰かを庇える強さはそれより大切だ。