詩人:さみだれ
客観を欠いたときから
生まれてしまった身勝手
嘲笑うようになって
ようやく気付いた
それは楽しいこと
ときに苦しいこと
他人なんか目に入れられない
だから適度に触れるだけ
醜い独り言は
誰にも聞こえないようにしてる?
拙い暴言は
自分にぶつかったかな
主観を欠いたときには
また世界がパタンと裏返る
生まれてしまった気遣い
嘲笑うこともできないって
今気付いた
それは滑稽に見えて
自分にしかわからないこと
他人を目に入れても痛くない
だから深くのめり込む
知らないことと知ったふりをしたこと
どちらもたいして変わらない
僕の視界しか
心しか
持っていないんだもの