詩人:しゅきら
本当は働きたくなんかないのです。
出来ることなら遊んで暮らしたい。
ただそれにはお金が要って、生活の大半を注ぎ込まなければ生きていけないのです。
学びたくなんかないのです。
しかし私には才能等なく、何かするためには人並みに学んでなければならないのです。
さらに言えば生きていたくないのです。
こんな生活をする為に生まれて来たとは思いたくないのです。
自分は他人とは違うと言いながら、やっぱりどこか諦めてる。
考えたくないのです。こんな事は。
見たくないのです。
醜い自分は。
生まれたくなかったのです。本当は。
母の中で私は拒否しました。
しかし今ここに居るのです。
働かなければなりません。
学ばなければなりません。
考えなければなりません。
生きなければなりません。
人の義務だと言うその行為が、私を蝕むのです。
結局は私を救うものなどないのです。