詩人:夕凪
「ネェネ !」
一生懸命突進してくる
可愛い甥っ子 。
二年前 ‥
真冬の寒い朝方に
ペットボトル一本分
そんな小さな体で
産まれてきた ‥
保育器の中で
身体中を管で繋がれ
それでも
君から溢れる生命力に
胸が一杯になって
涙が止まらなかった ‥
命を授かった瞬間から
人は
生きたくて生きたくて
堪らないんだ ‥て
生きることは
素晴らしいんだって
君が身を持って
教えてくれたね ‥
ゆっくりゆっくりで
いいんだよ ‥
君らしいペースで
泣いて笑って
一歩一歩成長して
いけばいい ‥
ネェネはずっと
見守ってる
応援してるよ ‥
タケル ‥
ネェネの甥っ子に
産まれてきてくれて
ありがとう ‥
ネェネに
大切な事を教えてくれて
ありがとう ‥
ネェネは
タケルが
大好きだよ ─‥。