詩人:ふぉれすと
絶対的な正義も悪も道徳さえもない
この疲れ果てた青い星の表面で
ただ信じたいと言ってみたいだけ
そう僕らはみんな儚い命の放浪者
自分への甘えと嫌悪感を抱いて
流れ逝く時の凍てつく波の中
ただ思い出を流してしまいたいだけ
そう僕らの傷は癒えることはない
醜い傷付け合いと傷の舐め合いを
刻まれた歴史に忠実に僕らは繰り返す
ただ生きていく為の刺激が欲しいだけ
そう舌先の快楽を忘れられないから
自らの行く道への執念のために
他人の道を踏みにじり進んで行く
ただそこに生まれるcrossroadは美しい
そう足跡さえなければ本当に美しい
敷かれたレールを自分に嘘までついて
歩み続ける僕らは哀れな放浪者
ただ脱線してみる勇気がないだけ
そう自分を打ち壊す事が出来ないだけ